おすすめ度
最終決戦が中華風味の東京でガッカリ。
おすすめ度:★★★☆☆【3点】
あらすじ
自らの命と引き換えに人類を救った英雄スタッカーを父に持つジェイクは、父とは別の道を歩んでいたが、KAIJUに復讐心を燃やす少女アマーラと出会ったことをきっかけに、義姉である森マコと再会。マコの説得により、一度は辞めたイェーガーのパイロットに復帰することになるが……。
引用元:映画.com
感想
熱狂的ファンを排出させた巨大ロボット映画「パシフィック・リム」の続編。
しかし今作は鬼才デル・トロが監督・制作から制作のみに変わったのが残念。
前作から10年後の設定で白骨化したKAIJYUはなかなかのインパクト。つかみもいいし無人化量産型イェーガーが登場しその顛末からの大ピンチもなかなか捻られてて面白い。基地襲撃シーンは大迫力と敗戦濃厚の絶望感で興奮しました。
そして最後の希望の4体が、ロケットよろしく飛んでいきKAIJYUの前に上空から見参するのはヒーロー要素ばっちりでお見事!総じて東京最終決戦までの展開は良い!
東京決戦。いよ待ってました!となるところ、東京が映し出されると「あれ変だな、おかしいな」と稲川淳二が言いそうなほどなにか微妙にずれてる東京。いやわかってますよ。日本人の東京と世界が観たいTOKYOが違うのは。そこに答えるのもエンターテイメントだと思ってます。しかしそれとも違うなぜか中華風味の東京風景。いくらなんでも中国と日本の文化の違いわからんかね。
と思ったら、制作会社を中国の会社が買収したことで中華色が濃くなったとのこと。ズコ!
だからジン・ティエンが最後まで活躍するのね。まあ大変お綺麗な人なので悪くなかったですけど。しかしだからといって東京と中国混ぜたらいけません!
そんな中でもイェーガー4体とKAIJYU3体が大迫力のバトルを展開。いやスゴイ絵面で今俺は映画を楽しんでるとシンプルに思わせてくれます。そして遂にKAIJYU3体合体し巨大化!圧倒的ピンチになるイェーガー。待ってましたの展開!
よしここでイェーガーも合体しろ!ここは東京、日本ロボエンターテイメントの見せ所だ!と勝手に興奮してたら斜め上の方法で決着が!なんじゃいそれ!
KAIJYU合体がピークでそこから急に尻すぼみし、結果東京のイメージが悪い。
前作から登場の菊地凛子に続いて今作は今ノッてる新田真剣佑も出演。セリフはあるし最終決戦まで登場するものの、単独でのカットがなく正直出演してた?というレベル。新田真剣佑の無駄遣い過ぎだろ!
巨大ロボットという夢ある映画で、大迫力バトルに大満足するも中国要素に萎えてしまった今作でした。
データ
原題:Pacific Rim: Uprising
製作年:2018年
上映時間:111分
監督:スティーブン・S・デナイト
キャスト:ジョン・ボイエガ/スコット・イーストウッド/カイリー・スパイニー/菊地凛子/チャーリー・デイ/ジン・ティエン/バーン・ゴーマン/マックス・チャン/アドリア・アルホナ/新田真剣佑