辛い現実にされど一緒に前に進む【ぼくたちの家族】

ぼくたちの家族

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おすすめ度:★★★☆☆【3点】

あらすじ

ごく平凡な一家の母・玲子は物忘れがひどくなり、病院で検査を受けると、末期の脳腫瘍で余命1週間と宣告される。玲子は家族がバラバラになることを恐れながらも認知症のようになり、家族にひた隠しにしてきた本音を吐露。突然訪れた事態に父は取り乱し、社会人の長男は言葉をなくし、大学生の次男は平静を装おうとする。残された男3人はさまざまな問題と向き合いながら、最後の「悪あがき」を決意する。
引用元:映画.com

感想

石井裕也監督作品。

ビジュアルは柔らかい感じですがとても現実的なお話でした。母親の生死がかかる中入院費問題や父親の多額の借金発覚でとても辛い現実が見えてきます。自分の家族と経済的な面で板挟みなる長男。それでも家族されど家族。そこから希望を見つけ1日1日家族が動いて行きます。

あまり感情的にならず淡々とした日常に潜む現実としてうまく描いた石井裕也の手腕には頭が下がります。また監督自身がキャステイングした4人。ホント素晴らしかった。スタッフロール時に4人並列だったのも粋です。

お父さんが責任を感じてか、自分が変わらなきゃと早朝マラソンをしますが子どもたちに意味がないと諭されます。しかしなんだかんだ仲が良くなっていく感じが微笑ましい。

また現実的な話が続く中、占いが関わってきます。実際は頑張った結果なのですが希望が見えてくる幸運として家族たちの重い足取りを軽くなります。占い全く信じませんがなかなか侮れません。

データ

製作年:2014年
上映時間:117分
監督:石井裕也
キャスト:妻夫木聡/原田美枝子/池松壮亮/長塚京三/黒川芽以/ユースケ・サンタマリア/鶴見辰吾/板谷由夏/市川実日子

リンク

映画.com

予告

心に残ったロケ地

舞台は山梨だけど駅は神奈川の藤野駅で撮られました。
田舎だなと思ったら同じ神奈川県内で自分が恥ずかしくなった。

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ぼくたちの家族

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