
おすすめ度
壮大な世界観で急に弱そうなトリオで戦うのが残念。
おすすめ度:★★★☆☆【3点】
あらすじ
地獄で生まれ、地球で育てられた悪魔の子ヘルボーイ。超常現象調査防衛局「B.P.R.D.」のエージェントとして活躍する彼に、イギリスを荒らしまわる巨人退治のミッションが下される。暗黒時代に封印されたブラッドクイーンが1500年の眠りから覚めたことを知ったヘルボーイは、霊媒能力を持つ少女アリス、ベン・ダイミョウ少佐らとともにブラッドクイーンへと近づいていく。しかし、ブラッドクイーンはヘルボーイを王として迎え入れる企てを図り、ヘルボーイは彼女の甘言と魔力によって世界を滅亡させるほどの強大なパワーを手にしてしまう。
引用元:映画.com
感想
デル・トロのヘルボーイが大好きだった自分。
2作目「ゴールデン・アーミー」から10年以上。。いつ3作目が発表されるのかと思ってたらデル・トロ作品ではない完全仕切り直したリブート版の発表がありひどくガッカリしたものです。
それでもあのダークなイメージが好きでもあったので今作観てみました。
結論言うと物足りなかった。
デル・トロ版の神がかった細部までのこだわりは感じられず、なぜリブート版を作ったのか首を傾げたくなる。原作は観たこと無いのでもしかしたら原作に忠実とかあるのかもしれないが。。
たしかにデザインはかなり凝ってはいました。がリアルすぎてキモすぎる。これがホント残念。

終始キモい豚の顔とか観たくないんですよ。デル・トロ版はこういうバランスが非常に良く、配慮を感じた。今作版ヘルボーイの髪がペタペタつく感じも不潔感満載で嫌でした。
ただ、ヘルボーイが王になった時に出現した悪魔たちは素晴らしかった!
どれも斬新で神々しく最高!このデザインテイストでなぜ映画全体作れなかったんだろか。それなら全く違うものになった気がする。
残念なことに最高の悪魔たちは出落ちです。すぐに退散してしまい俺の興奮もすぐに終わりました。フィギュア化希望。
バトルも肩透かしで、組織があるのに弱そうな3人でどこにでも行こうとするので絵面が弱くなる。あと3人のうち1人は「ダイミョウ」という名前から日本系のキャラクターと思われるが演じたのは韓国のダニエル・デイ・キムさん。制作側はアジア人で括ってるのかもしれないが日本人として気になってしまいます。頑張れ日本俳優陣!

映画の世界観が急に崩れる3人の戦い。それだったらヘルボーイ1人で孤軍奮闘するほうが幾分良かった。あと序盤の仲間が死ぬシーン。あれもっとやり方無かったかな。場所と展開だけ考えて終わり方はその場で考えたのか??酷かったです。
一番名前が売れてるミラ・ジョボビッチもあんま活きてなかった気がします。残念。

最後はエイブ・サピエンの名前が出て続編を匂わせる形終わります。
エイブ・サピエンはデル・トロ版では大人気でそのデザイン性が作品性にも影響してたキャラクター。さてどうなるか。
データ
原題:Hellboy
製作年:2019年
上映時間:120分
監督:ニール・マーシャル
キャスト:デビッド・ハーバー/ミラ・ジョボビッチ/イアン・マクシェーン/サッシャ・レイン/ダニエル・デイ・キム/トーマス・ヘイデン・チャーチ