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おすすめ度
真面目な人間が一線を超えた怖さ
おすすめ度:★★★☆☆【3点】
あらすじ
バブル崩壊直後の1994年。夫と2人で暮らす主婦・梅澤梨花は、銀行の契約社員として外回りの仕事に従事し、その丁寧な仕事ぶりで周囲にも評価されていた。一見すると何不自由ない生活を送っているように見えた梨花だが、自分への関心が薄い夫との関係にむなしさを感じていた。そんなある日、年下の大学生・光太と出会った梨花は、光太と過ごすうちに顧客の預金に手をつけてしまう。最初は1万円を借りただけのつもりだったが、次第にその行為はエスカレートしていき……。
引用元:映画.com
感想
勝手ながら宮沢りえの旬は終わってたと思ってましたが女優魂見せてもらいました。
微妙になにかがズレて行く心境をうまく表現し、特に最後の疾走シーンは映画屈指の疾走シーンでした。宮沢りえってアスリート?犯罪者役で激しい濡れ場もありと壁をガンガン突き破っていく宮沢りえに目が離せません。
犯罪の垣根はしっかり線が引かれているもののその実不透明で曖昧。今まで真面目な人が不意に超えてしまい戻れなくなるがホント怖かった。
あと重要キャラで良い味出してた大島優子や小林聡美が映画版オリジナルというのも驚いた。だいだい蛇足感が出るのもんなんだけどね。逆に小説やドラマ版が見たくなりました。
データ
製作年:2014年
上映時間:126分
監督:吉田大八
キャスト:宮沢りえ/池松壮亮/大島優子/田辺誠一/近藤芳正/石橋蓮司/小林聡美/平祐奈/佐々木勝彦/天光眞弓
リンク
予告
心に残ったロケ地
主人公が努めてた銀行。
茨城県水戸市にあるオハナコートの旧常陽銀行