
おすすめ度
途中からは辛すぎた。
おすすめ度:★★★☆☆【3点】
あらすじ
不慮の事故により家族を失ったダニーは、大学で民俗学を研究する恋人や友人たち5人でスウェーデンを訪れた。彼らの目的は奥地の村で開催される「90年に一度の祝祭」への参加だった。太陽が沈むことがないその村は、美しい花々が咲き誇り、やさしい住人たちが陽気に歌い踊る、楽園としか形容できない幸福な場のように思えた。しかし、そんな幸せな雰囲気に満ちた村に不穏な空気が漂い始め、妄想やトラウマ、不安、そして恐怖により、ダニーの心は次第にかき乱されていく。
引用元:映画.com
感想
なんとも言えない女性のアップが印象的なメインビジュアル。美しさと不穏さが混ざったまさに作品を象徴するもの。

そしてそのおしゃれな配色にそそられて観てしまうとえらい目に合う映画。自分はかなりやられました。
アリ・アスターの前作「ヘレディタリー 継承」もかなり精神的に来ましたが、ラスト手前まで現実か非現実などっちに転ぶかわからない展開で、今まで味わってことがない不安定感は斬新。そしてラスト数分の怒涛の展開もすごいインパクトで総じておすすめしてもいい映画です。
しかし今作ミッドサマーはやりすぎでおすすめできない。途中からは観てるものの精神を壊してやろうという意気込みを感じて怒りすら覚える。

特にやられたのが、性行為シーン。
裸の女性たちに囲まれ美女との性行為、本来男なら憧れる場面でもあるが、それを真逆に持っていってしまうとはこの監督酷すぎる。。トラウマになるわ。性欲に貪っていながらも、この人達なにしてるんだろうっていう不安感は性欲を消し去ってしまうのだと勉強になった。
ただ性行為中、夢中になり始めた男が急に他の女性に顔を触られ、え?今それしてくる?て顔は笑ってしまいました。
死体へのエグイ描写。不穏な音楽でこちらまでドラッグをやっているような嫌悪感。観終わった後は気分の悪い酔いを感じました。
作り込みはすごいです。
映画内に散りばめられる絵によって展開が暗示され。それを補う形でルーン文字が様々な形で組み込まれています。それを意味ありげにする映像美も素晴らしいし、とにかくこの世界観を作り上げる細部までの作り込みは脱帽。映画作品としてのレベルは高すぎる。それだけは賛辞を贈りたい。

ラストは主人公の笑顔で終わり。なんとも言えない気持ちで終了。
別れたいが別れられないカップルが別れを勝ち取った場面でもあり、あちら側の世界へ諦めに近い形で身を捧げ幸せを得たのです。怖い。
どこから彼女たちは沼にハマったのか。考えるだけでゾッとします。
データ
原題:Midsommar
製作年:2019年製作
上映時間:147分
監督:アリ・アスター
キャスト:フローレンス・ピュー/ジャック・レイナー/ ウィリアム・ジャクソン・ハーパー/ウィル・ポールター/ウィルヘルム・ブロングレン/ アーチー・マデクウィ/エローラ・トルキア/ダンビョルン・アンドレセン