北野テイスト少なめながらやはり北野映画「龍三と七人の子分たち」レビュー │ 映画泣き笑い

あらすじ

金も居場所もなくなり、毎日くすぶった生活を送っていた元ヤクザの元組長、龍三。ある日オレオレ詐欺にひっかかってしまった龍三は、詐欺で人々を騙す若者たちを成敗しようと、昔の仲間を呼び寄せて世直しに立ち上がる。
引用元：映画.com

近年北野映画といえばアウトレイジシリーズ。
そのビヨンドと最終章に挟まれる形で公開された今作。

北野作品のお笑い系は毎回とんでもなく滑ってて、観るのも辛くこっ恥ずかしくなるだけだったのだが今作はストレートに笑えました。

特に終盤の襲撃シーンは倫理的にマズイが大爆笑。あれがお笑いだと思う。テンポも悪くないし最後もスカッとする。正直なところ家族で見れる作品になってるのでは無いだろうか。これはかなり驚き！

アウトレイジで「ヒット映画」を作ってしまっただけにやはりある程度お客さんを楽しませないといけないなと思ったのか、それとも自分は力を抜いたほうが広く受けるんじゃないかと思ったのか。今までと比べると心境の変化が見えるのは間違いない。

しかしファンとしては物足りなさを感じつつも面白く作ってくれてホッとするしやっぱりこんな映画は北野監督しか撮れないなとも思う映画でした。

製作年：2015年
上映時間：111分
監督：北野武
キャスト：藤竜也／近藤正臣／中尾彬／品川徹／樋浦勉／伊藤幸純／吉澤健／小野寺昭／安田顕／矢島健一／下條アトム／勝村政信／萬田久子／ビートたけし

バス暴走シーン
愛知県名古屋市中村区柳橋中央市場

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