おすすめ度：★★★☆☆【3点】
三島由紀夫原作を今や名監督になった吉田大八監督が映画化。
奇想天外というか「ウソかマコトか」そのラインを最後まで貫き通すぶっ飛んだ映画です。
正直吉田大八監督がこんな映画撮るとはびっくり。「桐島、部活やめるってよ」「紙の月」で気づきあげてきた監督へのイメージが崩壊し、それでいて更に高みに行った気もします。
どの映画よりも温暖化の恐ろしさを感じるし、皆さん宇宙人を自覚してから使命を持ち生き生きとした感じになるのが面白い。中盤UFOを呼ぶ奇妙奇天烈な動作からテンションが上がる音楽が始まり。ドンドン天井知らずに緊迫感が増しこの先どうなちゃうんだーと完全予測不能状態に！中盤でこんな展開持ってくる映画始めてです。
そして美しい星の美しい女性を演じる橋本愛。ホント美しい！橋本愛は作品によって顔がふっくらしたりしてますが今作はいい感じのシャープさ。
ちなみに自分としましては若い女性が発育によって太ったり痩せたりするのは健康の証だと思うので、逆に10代後半でふっくらした人は20代30代も楽しみだなと期待しちゃいます。ガリガリになっちゃう女優さんとかいますからね。橋本愛も一時期ふっくらされて時がありそれも過ぎたようなのでこれからもドンドン美しくなっていくのだと勝手に想像してます。
お天気おじさんやあやしい水ビジネスなどなんとも絶妙な設定がまた良く、謎の男がホント謎でこれもまた良い。設定の案配が面白くうまいとこ突いてるなと。
ラストがウソかマコトかの答えになる、、と思いきやこちら任せの終わり方。まあでも悪くないです。逆に白黒はっきりさせたら終始「ウソかマコトか」のラインが勿体無い。自分としては末期ガンの設定が活かされた最後なのかなと思っております。
まあ最後どうだったのか考えるのも良いですが、この何とも言えない世界観を味わい何とも言えない高揚感を味わうのが一番かなと。
製作年：2017年
上映時間：127分
監督：吉田大八
キャスト：リリー・フランキー／亀梨和也／橋本愛／中嶋朋子／佐々木蔵之介／羽場裕一／春田純一／友利恵／若葉竜也／坂口辰平
【リンク】
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