恐怖を煽りながらもエンタメ化に落ち着いた【ヴェノム】レビュー

恐怖を煽りながらもエンタメ化に落ち着いた【ヴェノム】レビュー

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おすすめ度

恋のキューピット役まで買って出るヴェノム。可愛すぎ。
おすすめ度:★★★☆☆【3点】

あらすじ

「誰もが望む、歴史的偉業」を発見したというライフ財団が、ひそかに人体実験を行い、死者を出しているという噂をかぎつけたジャーナリストのエディ・ブロック。正義感に突き動かされ取材を進めるエディだったが、その過程で人体実験の被験者と接触し、そこで意思をもった地球外生命体「シンビオート」に寄生されてしまう。エディはシンビオートが語りかける声が聞こえるようになり、次第に体にも恐るべき変化が現れはじめる。
引用元:映画.com

感想

あの凶々しい釣り上がった目が最高に格好いいスパイダーマンシリーズのヴィランであるヴェノム。

しかし今作はスパイダーマンから切り離し独立した話で最重要ポイントをオミットしております。マーベルシリーズでありながらスパイダーマンシリーズでもありいろいろな思惑が交差しすごい決断をしたなと。

そしてそこに今後の展開などが見え隠れし制作側が出した決断は誰が見ても楽しめるエンタメ作品。キャッチコピーではさんざん恐怖を煽っておきながら実際は残虐シーンは全く無い作品となってます。

エンタメにシフトしたヴェノムをどんどんキャラクター化させ、主人公に寄生しつつも意思のやり合いをしてバディものとして作品が進んでいきます。これには予想外の展開で正直ワクワクしてしまいました。なので肩透かしはスゴイものの面白いので許しちゃうという感じでしょうか。

ヴェノムの無敵感も心躍ってしまうし、次何するんだろうと思わせてグイグイ引き込まれます。

ただヴェノムがなぜ主人公にだけ寄生し続け言い分も聞いてるのかの理由が薄い。相性が良いという理由は分かるもののそれまで何度と無く寄生を繰り返し宿主の生命まで奪ってるだけに特別すぎる主人公。もうちょっと説明が欲しかった。

それでもその凶々しさの権化という出で立ちから実は愛くるしいキャラクターという振り幅がすごく、まだまだ観てみたい二人ではありました。

あと些細なことですがマドンナ役ミシェル・ウィリアムズのミニスカート姿が全く似合って無くて浮いてました。気になって仕方なかった。年相応の格好しましょうよ。。

データ

原題:Venom
製作年:2018年
上映時間:112分
監督:ルーベン・フライシャー
キャスト:トム・ハーディ/ミシェル・ウィリアムズ/リズ・アーメッド/スコット・ヘイズ/リード・スコット/ジェニー・スレイト/メローラ・ウォルターズ/エミリオ・リベラ/ウッディ・ハレルソン

リンク

映画.com

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