歌は最高に良かった【音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!】レビュー

歌は最高に良かった【音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!】

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おすすめ度

三木聡ワールドも限界か。
おすすめ度:★★☆☆☆【2点】

あらすじ

4オクターブの音域と驚異的な声量を持つロック歌手シンは金も女も名声も手に入れスター街道を突き進んでいるかに見えたが、実は彼の歌声は「声帯ドービング」という掟破りの方法で作られたものだった。シンの喉は長年にわたる声帯ドーピングの副作用で限界に近づいており、声が出なくなる恐怖に常に悩まされていた。そんな折、シンは歌声が小さすぎるストリートミュージシャンのふうかと出会い、その姿にかつての自分の姿を重ねるようになっていく。
引用元:映画.com

感想

独特世界観で人気のある三木聡監督作品。

そのゆるい脱力系の笑いにハマれば楽しめるが、ハマらなければただただつまらない作品になる。今作は残念ながら後者でした。過去の三木聡作品を観てその世界観に免疫がある自分でも今作は酷かったです。

最後まで違和感だったのが主人公を演じた阿部サダヲ。歌が歌えるということで彼を選んだのかもしれないけど。カリスマロックシンガーを演じるには無理があった。定番のオダギリジョーで良かった気がします。

また粗末で気味の悪いものは三木聡のお約束ですが、今回はアホみたいに血が流れるのでそれは気分は悪かった。かなりオーバーに吹き出し血が人にかかるというのも笑いにつながるかも知れませんが自分は不快感が勝ってしまいました。

あと存分にスベってしまった長いタイトル。タイトルそのままの発言は作品内にあるものの特に決めゼリフでも無いし、インパクトはあるもののこのタイトルで作品を偏らせてしまってるのは良くなかったと思う。ただ作品内にあるメッセージはちょいちょい良いのがありました。

総じてクスッと笑える場面があるも終始滑りっぱなしのだだ滑り。三木聡作品と捉えても養護できないつまらなさでした。

ただ悪いことばかり書きましたが良い部分は2点あります。

1点目は吉岡里帆が可愛すぎる!
最近はあざとい感じで煙たがられてる傾向ですがやはり可愛い!

吉岡里帆を初めて知ったのは2015年の映画「明烏」で、演技の幅が出る会話劇をしっかりこなしてて劇団出身の女性かなと思ったくらいです。鑑賞後ググったら巨乳グラビアがたくさん出てきて二重の驚きしたのを覚えています。

今作の良い点2点目はあいみょんが作詞作曲した「体の芯からまだ燃えているんだ」が聞けること!最高に良い曲!ふうかがラストで歌いますのでそのための壮大なPVと思えば今作を楽しく見れるかも知れません。。

データ

製作年:2018年
上映時間:107分
監督:三木聡
キャスト:阿部サダヲ/吉岡里帆/千葉雄大/麻生久美子/小峠英二/片山友希/中村優子/池津祥子/森下能幸/岩松了/ふせえり/田中哲司/松尾スズキ

リンク

映画.com

予告

心に残ったロケ地

ふうかが路上ライブやる場所
吉祥寺駅前

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