おすすめ度:★★★☆☆【3点】
役所広司×小栗旬。
2大スターが完全にオーラを消してそこら辺にいそうな人を演じます。
作品随所に散りばめられる細かい「あるある」演技が笑いを誘い、そして作品の安心感を植え付けます。またそういう細かい部分はあとでじわっとさらっと生きてくるのが素晴らしい。
その中で味付け海苔の件は最高でした。
自分は味付け海苔をその日の貴重な食材と見ておりご飯とにらめっこして巻く配分を決め、遂行していく。それをおやつ感覚で食べるとは!
いや自分もホテルの朝食バイキングとか多めに取ってバリバリ食べるだけという些細な贅沢したことありますよ。でもさも当然のよう食べてしまうその行為。やはり笑けてしまいます。
とにかくゆったりとまったりと心地よい時間が過ぎる映画でした。
監督の前作「南極料理人」は特殊な職業ということもありましたが、今作はより笑いや悲しみを日常に落としていった感じ。
そういうこともあり、自分もこの世界の一員になりたい!というのが通り過ぎて当然この世界に自分がいる!と感じてしまいます。最高のひとときかもしれません。
日常の笑いをホント良い按配でつなげ、そしてほろりとさせる。
沖田修一、素晴らしい監督です。
製作年:2011年
上映時間:129分
監督:沖田修一
キャスト:役所広司/小栗旬/高良健吾/臼田あさ美/古舘寛治/黒田大輔/伊武雅刀/山崎努
【リンク】
映画.com
[amazonjs asin=”B00FIWNX22″ locale=”JP” title=”キツツキと雨”]