おすすめ度：★★★★☆【4点】
降旗康男監督と木村大作撮影のレジェンドコンビに、岡田准一・小栗旬・長澤まさみ・木村文乃らその他端役まで超豪華な俳優陣でヒューマンドラマを制作。しかも99分というコンパクトさがまた素晴らしい。
序盤テンポよく25年前の出来事や現在の各々立場を紹介。富山が舞台ということで立山連峰や日本海が非常に美しく、悲しい物語とは別に澄んだ感じが映画全体にあります。ここらへんは木村大作大先生ということでしょうか。
事件の顚末は意外な形で自分はびっくりした。といっても小栗が犯人というのはあまりにも幼稚過ぎるミスリードだし正直なところ犯人探しは重要なことではないのは明確。まあ死者は可愛そすぎるが。。考えてみると死者に対して二人共悲しんでいないような。。
この作品最大のミステリー「守りたいもの」は感動的でした。こういうカッコイイ生き様、小栗はホント似合います。感動のエンディングは叙情的な美しい風景を背に主人公が愛に寄り添う素晴らしいシーン。ただケチをつけると主人公は良いとこどりの気がしますが。。
あと気になったのはラストシーンを予告やポスターで使いすぎ！当然観てない人用向けなので良いといえば良いのだが観たあとなんか残念な気がします。
他に気になったのは子役の配役。岡田准一扮する主人公の子供時代が小栗旬に似てるし一番背が高い！どうみてもその子を小栗役の子供時代だと思います。なんでこんなことが起きるんだろ。。あと運転風景が昭和的なスタジオ撮り観たな感じだったけどあれはオマージュかな。
これほど豪華な俳優陣を一同に見れないしとにかくスタッフがレジェンドと日本映画界のトップが揃いも揃った豪華映画。やはり観ないともったいない。そして冗談ではなく岡田准一を高倉健にしたいという気持ちを感じる映画でした。
製作年：2017年
上映時間：99分
監督：降旗康男
キャスト：岡田准一／小栗旬／柄本佑／長澤まさみ／木村文乃／安藤サクラ／吉岡秀隆／安田顕／北見敏之／三浦貴大
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