おすすめ度：★★★★☆【4点】
観てしまった。それが正直な感想。こんな気分が悪くなる映画は久しぶり。
なにもかも見事な演出でそのおぞましい悪行に加担しているかのような気分になるからです。。あーこの人殺されるなという一連の行動を生々しく見ているだけ。自分の気持ち奥底がゾワゾワします。
そして「悪」は犯行したの側だけではありません。使命感に追われる主人公も実は家庭を顧みない「悪」をしていて、終盤妻から言われるある告白にこの話は救われないなと胸をえぐられます。
ピエール滝の「ぶっ込んでやる！」がかなり耳に残りますが、やはりこの映画の肝はリリー・フランキー演じる「先生」。冷酷というか気持ちが萎えてしまうというかあの淡々とした演技がたまりません。自分の中ではリリー・フランキーがなにか別格な位置になってしまいました。恐ろしい。。あと絶妙な田舎加減！見事でした。
製作年：2013年
上映時間：128分
監督：白石和彌
キャスト：山田孝之／ピエール瀧／リリー・フランキー／池脇千鶴／白川和子／吉村実子／小林且弥／斉藤悠／米村亮太朗／松岡依都美
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