境界線で起きる様々な境界線【ボーダーライン ソルジャーズ・デイ】レビュー

境界線で起きる様々な境界線【ボーダーライン ソルジャーズ・デイ】レビュー

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おすすめ度

パンプ・ファイアーという撃ち方を始めて知った!
おすすめ度:★★★★☆【4点】

あらすじ

アメリカで市民15人が命を失う自爆テロ事件が発生した。犯人がメキシコ経由で不法入国したとの疑いをかけた政府から任務を命じられたCIA特別捜査官マットは、カルテルに家族を殺された過去を持つ暗殺者アレハンドロに協力を依頼。麻薬王の娘イサベルを誘拐し、メキシコ国境地帯で密入国ビジネスを仕切る麻薬カルテル同士の争いへと発展させる任務を極秘裏に遂行するが……。
引用元:映画.com

感想

前作「ボーダーライン」は衝撃的な作品で、序盤の死体の隠し方からメキシコへの緊張感ある突入など非常に脳裏に残る作品でした。その続編。

今作は前作までの衝撃は無いものの同列の面白さを保った作品となっており、今作も斬新なパンプ・ファイアーという一種儀式的な撃ち方が見れてこれだけでも満足。

メキシコ側の境界線は麻薬組織が支配しており、メキシコ警察はじゃまなアメリカ側に騙し討ちをしてくる始末。警察がこんな状態では全く何を信用して良いのかわからない。そしてそのアメリカ側も汚い手を使って麻薬組織同士対立させようと画策しており、もう正義の境界線があやふや。

最終的にはアメリカ側の内部でも尻尾切りが始まり、いつ味方が敵になるかわからない緊張感がすごい。音楽も終始重低音で鳴っており緊張感を煽っている。

終盤ショッキングな展開があり、ええそう来たかと思わせて、もう一回そう来たかと思わせてきます。そしてラストはスペイン語で殺し屋を意味する原題らしい内容で幕を閉じます。なかなか素晴らしい展開。

前作から銃撃戦の緊張感がすごくリアルだなと思っており今作も健在。特に終盤、撃ちにくいから相手に立てと言わせて、立った瞬間撃ち込んでいくシーンは容赦ないというかなんというか。スゴイです。

衛生から観た映像も健在で、この「今」の感じがボーダーラインの良いとこですね。

あとヒロインであるイザベラ・モナーはむちゃくちゃ可愛かった。以前出てたトランスフォーマーでは健康的な身体で魅力的でしたが少し大人になったイザベラ・モナーはセクシーさも出てました。大注目。

データ

原題:Sicario: Day of the Soldado
製作年:2018年
上映時間:122分
監督:ステファノ・ソッリマ
キャスト:ベニチオ・デル・トロ/ジョシュ・ブローリン/イザベラ・モナー/マシュー・モディーン/キャサリン・キーナー/ジェフリー・ドノバン/イライジャ・ロドリゲス/マヌエル・ガルシア=ルルフォ/デビッド・カスタニーダ

リンク

映画.com

予告

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