初監督作品とは思えない劇団ひとりの手腕がすごい!【青天の霹靂】

初監督作品とは思えない劇団ひとりの手腕がすごい!【青天の霹靂】

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おすすめ度

初監督作品なのに劇団ひとりの素晴らしい手腕と大泉洋の役者魂が絡み合う!
おすすめ度:★★★★★【5点】

あらすじ

39歳の売れないマジシャンの晴夫は、母に捨てられ、父とは絶縁状態。ある日、父の訃報を聞いて絶望した晴夫は、気がつくと40年前の浅草にタイムスリップしていた。そこで若き日の父・正太郎と母・悦子と出会い、スプーン曲げのマジックで人気マジシャンになった晴夫は、父とコンビを組むことに。やがて母の妊娠が発覚し、10カ月後に生まれてくるはずの自分を待つ晴夫は、自身の出生の秘密と向き合うこととなる。
引用元:映画.com

感想

劇団ひとり初監督作品ということですがとても良かったです。芸人であり役者であり小説家でもありながら監督の才能もあるとホントマルチな人です。改めて好きになりました。

主人公の情けなさを畳み掛けて紹介する序盤は非常に素晴らしい!映画の手本と言っても良いくらい。そしてその序盤マジックを披露する長回しはどんだけ練習したのだろうか、ここだけでも大泉洋の役者魂全開!100分を切る時間で収めたのも好感です。

ただ大泉洋・劇団ひとりが掛け合いしてる場面は非常にテンポが良いのだが、ヒロイン柴咲コウが出てる場面はシリアス面を一手に背負うだけに鈍重な流れだったのが残念。少し気持ちが離れてしまう時間帯がありました。

この作品はバック・トゥ・ザ・フューチャーと同じく、自分が生まれる前の親に会いに行くタイムスリップものなのだが、過去と未来をうまく使った掛け合いもありタイムスリップが効果的に使われていた。

そして今作の肝であろう主人公がダメな理由は自分なんだと気づく「辻褄合わねんだよ」と吐くシーンはタイムスリップものとしてまた映画そのものとして心に残る名シーンです。

データ

製作年:2014年
上映時間:96分
監督:劇団ひとり
キャスト:大泉洋/柴咲コウ/劇団ひとり/笹野高史/風間杜夫/柄本佑/前野朋哉/今井隆文/岩井秀人

リンク

映画.com

予告

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