おすすめ度:★★★★★【5点】
3度目のリブートスタートを切った「スパイダーマン」
今作の目玉は何と言ってもマーベル・シネマティック・ユニバースに参戦した事!配給会社が異なることからいろいろと大変だったであろうが満を持しての制作となりました。
それが功を奏してかアイアンマンというお目付け役がいるせいで、主人公がおふざけ役に回り今までのダークな世界観を一新!コミカルさ満載でそれにより映画の面白さがギュギュと詰まった大傑作に!
元々アニメはコミカルだったしリアクションもアメコミらしいもの。今作のオープニングがアニメオマージュの楽曲になってるのもうなずける。
今作最大の変化と言うか進化では、スーツにナビゲーションがあるというアイアンマンスタイルに!もう大変化すぎる!賛否ありそうですがそれによりとにかく掛け合いが面白い!特に脅迫モードは大爆笑でした。
まあしかしマーベル・シネマティック・ユニバースの弊害というべきものもあり、主人公が大ピンチのときに誰かが助けに来るんじゃないかと想像してしまいます。さっきはアイアンマンだから今度は違う誰かかなと。。今作ストーリー上その懸念を超える素晴らしいものになっておりますが、それでも最後まで心の片隅に思ってしまうのだからもったいない。
調子乗りスパイダーマンに最初は周りに迷惑かけすぎだろと思ってしまいますが、最後はいつまでもこのスパイダーマンを観ていたいと愛すべきキャラクターになってました。
関係ないけどアメコミらしさを取り戻したスパイダーマンを観て、90年代ゲーセンで稼働してたセガ版のスパイダーマンを思い出しました。
当時猫も杓子もファイナルファイトスタイルのゲームでしたが、スパイダーマンもご多分に漏れずそのスタイルでスパイダーマンのジャンプキックが糸使って敵を一掃できそれが大好きでした。最終的には金に物言わせてクリアした気がします。懐かしい思い出です。
原題:Spider-Man: Homecoming
製作年:2017年
上映時間:133分
監督:ジョン・ワッツ
キャスト:トム・ホランド/マイケル・キートン/ジョン・ファブロー/ゼンデイヤ/マリサ・トメイ/ドナルド・グローバー/タイン・デイリー/トニー・レボロリ/ローラ・ハリアー/ロバート・ダウニー・Jr.
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