こういう優香を待っていた!問題作【羊の木】

こういう優香を待っていた!問題作【羊の木】

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おすすめ度

問題作を吉田監督が映画化。そのタイトルの意味に頭を悩ませる。
おすすめ度:★★★★☆【4点】

あらすじ

寂れた港町・魚深にそれぞれ移住して来た6人の男女。彼らの受け入れを担当することになった市役所職員・月末は、これが過疎問題を解決するために町が身元引受人となって元受刑者を受け入れる、国家の極秘プロジェクトだと知る。月末や町の住人、そして6人にもそれぞれの経歴は明かされなかったが、やがて月末は、6人全員が元殺人犯だという事実を知ってしまう。そんな中、港で起きた死亡事故をきっかけに、町の住人たちと6人の運命が交錯しはじめる。
引用元:映画.com

感想

吉田大作作品。漫画原作(未読)から多くの設定を変えて問題作を映画化。細かい部分まで作り込みがされており高いクオリティの映像作品になっておりました。

「羊の木」というなんとも不安になるタイトルは冒頭に説明があります。

その種子やがて芽吹き
タタールの子羊になる
羊にして植物
その血 蜜のように甘く
その肉 魚のように柔らかく
狼のみ それを貪る
「東タタール旅行記」より
引用元:映画「羊の木」公式HP

正直わかりません。。ただただ不安になる出だしです。

少し読んだ漫画によるとコロンブスの時代に綿は「羊のなる木」から取れたと思われていたそうで「酷く単純な発想」という意味だそうです。物語の画期的プロジェクトは単純でなおかつ希望的観測からできており詰めの甘いもの。ということでしょうか。

そのように物語はうまい方向に行かず合わせてはいけない元受刑者たちが一同に集まるシーンさえ出てきて、最終的にはかなり分かれた六者六様の人生が歩まれていきます。

主人公である純朴そうな好青年を錦戸亮が熱演。声が少しこもって聞きづらい箇所ありましたが非常に良い演技でした。

そして今作のポイントである優香の妖艶な演技。
ピチピチのTシャツを着てあそこまで胸の形をはっきり出したのは女優業してから始めてでは?そして妖艶な演技で男を虜にしていく。こんなエロい優香を待ってました!元々演技も上手くそのポテンシャルの高さは知られるとこで後はどう開花していくか期待されていましたがここで一皮むけた気がします!今後に大期待!

もちろん他の受刑者なども演技に定評がある役者ばかり!

異彩を放つ巨大神「のろろ」。重要なキーキャラ?で吉田大作監督がたまに放つぶっ飛んだシュールさが反映されている気がします。ラストあの展開は全く読めずいやはや衝撃的でした。

あとエンドロールもなんとも斬新で不安を煽る演出でお見事。

知り合った人物が元殺人犯だったら?信じれるか?疑うか?そんな体験をまずは映画でしてみませんか?

データ

製作年:2018年
上映時間:126分
監督:吉田大八
キャスト:錦戸亮/木村文乃/北村一輝/優香/市川実日子/水澤紳吾/田中泯/松田龍平/中村有志/安藤玉恵

リンク

映画.com

予告

心に残ったロケ地

重要なシーンが撮影された【ヤセの断崖】
映画の多くは富山県魚津市で撮影されたがここは石川県羽咋郡志賀町にある断崖。夕日がキレイそうだ。

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