https://eiga.com/movie/89421/gallery/
おすすめ度
佇まいで漢を見せる！ブラピに惚れ惚れ。
おすすめ度：★★★★☆【4点】
あらすじ
テレビ俳優として人気のピークを過ぎ、映画スターへの転身を目指すリック・ダルトンと、リックを支える付き人でスタントマンのクリフ・ブース。目まぐるしく変化するエンタテインメント業界で生き抜くことに神経をすり減らすリックと、いつも自分らしさを失わないクリフは対照的だったが、2人は固い友情で結ばれていた。最近、リックの暮らす家の隣には、「ローズマリーの赤ちゃん」などを手がけて一躍時代の寵児となった気鋭の映画監督ロマン・ポランスキーと、その妻で新進女優のシャロン・テートが引っ越してきていた。今まさに光り輝いているポランスキー夫妻を目の当たりにしたリックは、自分も俳優として再び輝くため、イタリアでマカロニ・ウエスタン映画に出演することを決意する。そして1969年8月9日、彼らの人生を巻き込み、ある事件が発生する。
引用元：映画.com
感想
クエンティン・タランティーノ9作目！
1969年のハリウッドを描いた作品。そこまで昔のハリウッドの精通がない自分は知ってる名前はブルース・リーかスティーブ・マックィーンぐらいでした。
この映画ある背景を知らないと「何も起きない」で終わってしまいます。
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その背景とはシャロン・テートがカルト集団マンソン・ファミリーに殺害される事件。衝撃的な事件でいまでも「マンソン」がサブカル要素として残るアメリカでは殆どの方が知ってるの事件なのだと思います。
自分はマンソンという言葉は聞いたことある程度でこの事件は知りませんでした。なので観る前あまりしないのですが下調べしてから観てよかった映画です。
往年のハリウッド界をB級的にあぶり出して行くのかなと思いきや、そういう事件を下地に置くとはさすがタランティーノ。そして知ってる前提で知らない人を突き放してるのもタランティーノらしい。
最終的には主人公2人が犯人たちを撃退し「ひぐらしのなく頃に」的に言えば「惨劇回避」をしてめでたしめでたしで映画は終わっていきます。ここに自分は惜しくも亡くってしまったシャロン・テートへの愛を感じました。幕が閉じるほんの少しの時間シャロン・テートを知る人々は生きていればこんな活躍をしてたんではないかと想像したことでしょう。
壮大な【if】物語ですね。
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多くが本名で登場ですが、主人公2人は唯一の架空人物。
レオナルド・ディカプリオ演じる落ち目の俳優リック・ダルトン。こんなこといちゃーなんですが終始可愛かったです！なんでしょう豪邸に住んでてザ・ハリウッドながらも非常に素直。子役に演技を褒められて泣いてしまうところなんてたまりませんでした。
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その対比としてブラッド・ピット演じる専属スタントマンのクリフ・ブース。むちゃくちゃ男らしくいちいち仕草がカッコいい！リック・ダルトンとはいつも一緒にいるものの住まいや自分の車は貧相で真逆。でも人生を楽しんでる感じがします。
後に大活躍する愛犬のブランディへの命令は口を「チィ」と鳴らすのですがなんともカッコいい。
あとスタントマンということで当然似てることも前提なのですがそういう言われてみるとディカプリオとブラピは似てますね。歳はブラピのほうが10歳も上！全く感じない！
主人公2人以外で目についたのは、マンソン・ファミリーの1人を演じたマーガレット・クアリー。天真爛漫ですごく可愛らしい！最近ではPS4ゲーム「デス・ストランディング」のママー役。デス・ストランディングの映像見たときは美人すぎて作られたキャラだと思ってたがほんとにいたとは！これから大注目！
いろんな事象が重なり合いラストの事件にたどり着きます。上映時間は161分と長いものの全く長さは感じなかった。途中のマンソン・ファミリーへ乗り込むところがいい塩梅で緊張感を持続させてましたね。
本来シャロン・テート宅へ行く予定が隣のリック・ダルトン宅へ変更になった経緯。マンソン・ファミリー3人組が可愛そうなくらい圧勝してしまった理由。すべてタランティーノらしい。
最後おふざけも良かったです。
データ
原題：Once Upon a Time… in Hollywood
製作年：2019年製作
上映時間：161分
監督：クエンティン・タランティーノ
キャスト：レオナルド・ディカプリオ／ブラッド・ピット／マーゴット・ロビー／エミール・ハーシュ／ マーガレット・クアリー／ティモシー・オリファント／オースティン・バトラー／ダコタ・ファニング／マイク・モー／ アル・パチーノ／カート・ラッセル／ゾーイ・ベル／マイケル・マドセン
