ラリー映画の本気を見た【OVER DRIVE】レビュー

ラリー映画の本気を見た【OVER DRIVE】

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おすすめ度

迫力あるレースと魅力あるロケーションにこだわりを感じた!
おすすめ度:★★★★☆【4点】

あらすじ

真面目で確かな腕を持つメカニックの兄・檜山篤洋と、世界ラリー選手権へのステップアップを目指す天才ドライバーの弟・檜山直純。篤洋の助言を無視して、無謀で勝気なレースを展開する直純はラウンドごとに篤洋と衝突を繰り返し、いつしかチームにも険悪なムードが漂い始めていた。ある日、直純の新しいマネジメント担当として、ラリーの知識がまったくない場違いな遠藤ひかるがやってくる。そんな彼女を待ち受けていたのは、檜山兄弟の確執に秘められた過去、そしてチーム全員を巻き込む試練だった。
引用元:映画.com

感想

正直邦画のラリーレース映画なんてヌルいんじゃないと思ってたらビビりました。いろんなアングルからの迫力ある映像と風光明媚なロケーションの素晴らしさ!もうこれは洋画とか関係なく最高のレース映像ではないでしょうか!

ここまで本気なのは「TOYOTA GAZOO Racing」が協力しているからでしょう。中途半端なことは許さないという妥協なく作り込みをビシバシ感じます!首都高レースも含めホントにこういうロケーションでレースをしてたらカーレース人気は上がりそう!

首都高場面はさすがに何箇所はCGを使ってるかもしれませんが「リッジーレーサーーー!」と叫びたくなるほどリッジーレーサー実写版でリッジーレーサー世代としては大変興奮しました!

ピットインシーンでもコンマ1秒に命をかけるピットクルー達に映画なのに近寄れない緊迫感を感じてしまいます。ここでも妥協なき作りこみたいへん感じました!

お話の基本は兄弟の絆を描くありきたりなものですが、最後信頼し合うことでマシンの性能が上がる話はしっかりロジックがあって面白かった。なるほど練られてます。

ただ少年時に同じ女性を好きだった設定はいらなかったような気が。。女性の顛末に辛いものがありますが主人公たちがその責任を感じるのは違う気がするし、責任感じるなら犯人を追う違う映画になってる気がする。蛇足がありましたね。

東出昌大&新田真剣という絵になる男二人を兄弟にするという見事なキャスティング。東出昌大は兄さんの包み込む優しさが出ており、新田真剣佑は惚れ惚れしてしまうシャープな出で立ちがレーサーのピーキーさをも表現しててお見事。「ちはやふる」の新田を演じてた俳優をはとても思えない。

今作は自分がちょっと舐めてたこともありレース映像にはかなりの衝撃を受けました。そして最近邦画ではなかったレース映画の今後にも希望も感じてしまう作品となっております。

データ

製作年:2018年
上映時間:104分
監督:羽住英一郎
キャスト:東出昌大/新田真剣佑/森川葵/北村匠海/町田啓太/要潤/吉田鋼太郎

リンク

映画.com

予告

心に残ったロケ地

直純がインタビューを受けていた場所
福岡県九州市門司区 門司赤煉瓦プレイス

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