おすすめ度:★★★★★【5点】
死から生を学ぶ。
主に孤独死による遺品整理の現場が生々しく生活感に溢れそれだけで胸が苦しくなります。特に食物。なぜ食物があるのか。当然生きるため。明日の事を考えながら人知れず死ぬのはどんな思いなのだろうか。。
基本映画には死はつきもので人がゴミのように死んでいく作品もあれば、この作品のように死者が作品出てこない死もあります(遺品整理なので遺体自体はすでに無い状態。)。なのになぜこんなにも死に対して胸が張り裂けそうくらい考えさせられるのか。素晴らしく恐ろしい作品です。やはり映画は観た後考えさせられるのがたまりませんよね。
ちょっと小話になりますが、遺品整理の時に性的なものはスタッフがある程度気を利かせて遺族に見せないシーンがありました。ああ優しい世界もあるもんだとなぜか安心感に包まれた次第です。
日本希望の星、岡田将生を始め役者陣は超豪華。特に有望若手の松坂桃李と染谷将太が3人共演した貴重な映画になるかも。
最後のあっけにとられる信じらない展開には賛否両論ですが自分としては考えた末アリでした。
あとどうしても気になるタイトル。
何とも変なタイトルだなと思ってましたが劇中あの展開を見た後イメージが変わりました。これもまたアリです。
製作年:2011年
上映時間: 131分
監督: 瀬々敬久
キャスト:岡田将生/榮倉奈々/松坂桃李/原田泰造/染谷将太/檀れい/鶴見辰吾/柄本明
【リンク】
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